SEO対策を実施するメリット

これからWebマーケティングに取り組もうとしている方の中には何が有効な施策なのかが分からない方も多いのではないのでしょうか?ここではSEO対策を実施する5つのメリットについて紹介したいと思います。


SEO対策を実施するメリット


1、購買意欲の高いユーザーを集客出来る

インターネットが普及した現代の消費者による購買行動を説明するモデルとして”AISAS”と呼ばれるモデルがあるのはご存知でしょうか?これは消費者が消費を行うまでのプロセスの頭文字をとったものなのですが、具体的には以下のようになっています。SEO対策とは検索エンジン最適化であり検索結果において上位表示を目指す取り組みです。多くの消費者はアクションを起こす前に検索行為を経ているので、その検索結果でユーザーを集客するという事は購買意欲の高いユーザーを集客している事にもなるのです。


2、集客力が高い

さきほどはインターネット利用の中でアクションを起こす前に検索行動を行っていると説明しましたが、そもそもインターネット利用者はどれくらいいるのでしょうか?総務省の発表によればインターネット利用率は平成24年末時点で9,652万人と公表されており、日本の総人口の79.5%の方がインターネットを利用しています。上記の全ての方が検索エンジンを利用している訳ではないとは思いますが、どれくらいの方が検索エンジンを利用しているのでしょうか?ニールセン株式会社の調査によると9,000万人以上の利用者の中でYahoo!が約8,000万人、Googleで約7,000万人以上の利用者がいるという調査結果を発表しました。このインターネット利用者の多さ及び検索エンジンの利用率を考えると、集客力の高さがうかがえると思います。ただ、それならリスティング広告も検索結果に表示させるので同じじゃないかと思われる方もおられるかと思います。しかし、これも海外の調査データによると検索結果に対してクリックされる割合はリスティングの広告エリア(キーワード広告)が13%という調査データに対して、SEOエリアは52%と4倍も多くクリックされているという研究結果があります。


3、広告と比較しての費用対効果の高さ

SEOはWebのマーケティング施策のひとつとされていますが、実際にはGoogleやYahoo!の広告メニューではありません。一方でリスティング広告はクリック数に応じて支払いが発生する広告サービスです。つまり、リスティング広告は集客が出来れば出来るほど支払いが発生するのですが、SEOはいくらクリックされても支払いは発生しません。ただ、だからと言って費用対効果は絶対的にSEOが勝るとは言えません。なぜなら、SEOに取り組もうとなった場合にはそれなりの知識とユーザーを満足させるコンテンツの作成を行う労力が必要だからです。多くの企業では自社でSEO人材を育てるよりも外注でSEO業務をアウトソースしているケースが多く、実際にはその外注費を考えると無料ではないためです。ただ、この外注費用や自社でのSEOの内製化をもってしても毎年多くの企業が回答するWebマーケティングの費用対効果調査アンケートやインターネット白書によるとSEOの効率が良かったと回答しており、SEOの効果の高さがうかがえます。しかしながら、SEO対策の実施にはそれなりの知識が必要と上述しましたが、十分な知識が無いSEO業者や検索エンジンのガイドライン違反行為を推奨する非道徳なSEO業者が少なからず存在しているのも事実のためGoogleは事前に適切なSEO業者を見抜くために以下のような確認を取るべきだと提言しています。


4、中長期的に流入を見込める

リスティング広告やディスプレイ広告や純広告などの広告は予算を掛けると、すぐに効果が得られます。しかし、SEOは対策し、競合サイトと比較して有益だと検索エンジンに評価されてから初めて順位に影響するため、取り組みと成果に時間的なラグが発生します。しかしながら、SEOで成果が出ると競合相手が自社よりも良いコンテンツを作るまでか、何らかの評価基準の変更があるまでは、大きな順位の変動が起きないためユーザーニーズの変化がなければ、その間はずっと流入が見込めます。また、アクセス解析で見てみると分かるのですが、SEO対策で上位表示をすると狙ったひとつのキーワードだけではなく、様々な複合キーワードでも上位表示がされていて流入があります。よって、仮に「あるキーワード」で順位が下がったとしても、全てのキーワードで順位が下がらなければ、全ての流入が無くなる事はありません。このように上位表示出来れば簡単に下落しない事と上位表示はひとつのキーワードだけでは無く、様々なキーワードも連れて上がることにより、中長期的な流入が見込めるのです。


5、ブランディング効果

SEOのメリットとして、ここまで集客や費用対効果について触れてきましたが、忘れてはならない効果のひとつにブランディング効果が上げられます。ブランディングとはサービスや企業といったブランドが顧客にとって価値があると認識させて市場で共感や信頼を高める事とされています。また、ブランドとして認知されていないものをブランドとして認知、育てる事をいうのですが、ある企業が行った調査では自然検索で上位に表示されているサイトについて、どのような印象を持つのかというデータでは実に80%の人が良い印象を持ち、悪い印象を持つと答えた人は0%だったいう結果が有ります。つまり、SEOで上位表示しているサイトは多くのユーザーが良い印象を持ち、信頼感を感じるという事である。これは成約率を高める可能性があると言える。また、ブランドが確立されると、ブランドに言及するユーザーが増え、コミュニティが発生する事もある。Web上での言及は被リンクとしてSEOにさらに良い影響を与える。元々、Googleは良いページは様々なサイトからリンクを張られるという考えの元で設計がされています。このようにSEOで上位表示されるとブランディング効果が発生し、そのブランドについて言及される可能性を広げ、さらにリンクを獲得し、確固たる順位を確率する良いスパイラルが生まれていきます。


以上がSEO対策を実施するメリットです。